三礼三拍手一礼


神社のお話です。


経営者の方や神社巡りお好きな方なら知っている方も多いのかな。


神社のお賽銭箱の前で私たちがすることで、

二回礼をして二回柏手をうち、その後一度礼をするというのがありますよね。


数年前、ある神社を訪れた時に

本来、それは三回礼をして、三度柏手をし、一礼をするものだったとお聞きしました。

明治維新後に変えられてしまったそうです。


伊勢神宮あたりの神社もその当時の十分の一に数が減ってしまったということです。


私のうちは母方が神社というのをNGにしていて

戦中の国家神道教育、戦争についての極端な反応からか

神社に行かない、禁止に近いという感じです。

宗教は課税されないから全部怪しい、という括りで考えているようです。


それでも私自身は子供の頃は近くの神社や仏閣へお参りに行っていました。


けれど、なんとなく影響を受けていたのか、20年以上、私自身もほとんど神社に近づくことがなかったです。


この数年は大好きな奈良を思い出し、個人でいろいろな神社やお寺へ行くようにはなりました。


輸入業を仕事とする身として思うことですが

海外の方と電車やバスで雑談する機会に恵まれた時、

日本のことをきちんと説明できることの重要さをひしひしと感じます。


ポーランドのワルシャワからクラクフに向かう電車の中でご一緒になった

男性と話をしていた時、

「日本はお葬式ってどうやるの?」と聞かれて

「多くの方は仏式でやります。」とお答えしたものの、

それ以上話を広げることができませんでした。


特に、新興宗教始め宗教自体に否定的な家でしたから、

きちんとした古来からのならわし、

お正月にお供えするもの、お盆にお供えするものについてなど、

上の世代がしないものなので、自分で積極的に学んでいく必要があるのですよね。。。


私も人生の中でどこか特定の宗教、

特に新興宗教に入ることはないと思いますが

(たぶん言うこと聞かないので)

普通に神社さんやお寺さんにはかかわっていけたらと思います。


海外でいろいろな国の方とお話しする時には宗教のことだけでなく、

東京の人口はどのくらい?とか、新卒の給料はいくら?

あなたの家は東京から何km離れているの?

などなど・・・・


あー!知らない~!と

悔しかったことは多くあります。


宗教って一番よくわからない分野ではないですか?私たちにとって。


でも、神様がいないとか、そうは考えたくないです。個人的には。

実家はそういう考えですが・・・。


見えない世界ですけど、

私たちの上の世代の方々が紡いできたものは大事にしたいですし、

大事にしていたということは絶対意義や意味があったように思うのです。


信じていないって言う人でも、

命に関わる危険にあった時、

「神様助けて」って言うかもしれないですし。


人生を犠牲にしてでも宗教を信じなさいっていうのも極端かなあと思いますが、

神様なんかいないから信じるのやめなさいと言うのも

どうも違和感あります。



数年前、戸隠神社に行った時のことです。


音楽家の久石譲さんのベートーヴェンのコンサートがあり、

長野へ定期的に訪れていました。


何回目かの訪問の際、

せっかく長野に来たから戸隠神社に行ってみようと、訪れました。

前知識がなかったので、あんなにハードとは思わず・・・。

長くなりますので詳細は省きますが

五社あるうちの五社目は山の上にあるので、登り続けないといけないのです。


連休中ということもあり、たいへん人が多く、

そうだった、ここはパワースポットとして有名だったなと思いながら

歩きました。


やっとこさ、奥社まで登り切った時、

御朱印帳を求める人が詰めかけていました。


そこで、御朱印帳を20人分ほど持ったツアーガイドの方が並んでいるのを見ました。


おそらく、人がごった返しているところに全員が並ぶのは難しいから

20人ほどのツアーの方々はほかのところで待機して、という

気配りをされてのことだったと思いますが・・・。


その日の帰り道、下り道にて、もう一つ記憶に残ったことがあります。


途中「かみのみち」と名付けられた道があるのですが

途中までは広い道なのですが

下るにつれて道が狭くなっていくんですね。


私やほかの方が数名ほど歩いている中

(下りはあまり人が多くありませんでした。車やバスで帰る方も多いのかもしれません)


一台の赤い車が勢いよく私たちを通り過ぎて下っていきました。


下るにつれて道が狭くなり、カーブしてるところもあり、

前日も大雨、その日もまだ雨が降っていたので道も湿っていますし、

「さっきの車大丈夫だったかな」と思っていたら


やっぱり、あるカーブの地点で先ほどの赤い車が止まっていました。

中には誰もいません。

カーブのところでぬかるみにはまり、動けなくなったようでした。


助けを呼びに行かれたんだなと思って

下り最終地点にあります宝光社に着きました。


お二人の宮司さんが「あれはだめだなー」とお話していたので

「あ。さっきの車のことですか?」とお尋ねしたら

車の持ち主の方はこちらにまず助けを求められたようで、

しかし、ぬかるみの中にかなり深く食い込んでしまったみたいで

脱出できるのか微妙なようでした。


おそらく、車が通らないほうがいい道だったのでしょう。

今は侵入禁止のポールなど立っているかもしれませんが、

車で戸隠神社に行く際にはお気を付けください。


まとまりない話でごめんなさい💦










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