特別な日

9月6日。

今日は個人的に特別な日です。


1992年、30年前の今日は

ピアノの発表会の日。


私の演目はベートーヴェン「月光 第3楽章」


先生に「これ弾きたい」と

自ら初めて希望を出した曲。


ピアノやっている方はご存じと思いますが

難曲であり、けれど、いつか弾けるようになりたいと

あこがれる人が多いこの曲。


私も、発表会で少し上のお姉さんが弾いていて

いつかこれを弾きたい!と強く思ったのでした。

先生からは「まだ無理」と言われても

それを押し切り、弾かせてもらいました。


当日の演奏は

今聞き返してみると

アラが多いのですが

集中力が途切れずに完走仕切った

私にとって忘れられない演奏になりました。


町の発表会ではありますが

やり切った感触がありました。


そして30年後の今、

私はまたベートーヴェンの「熱情 第3楽章」に

取り組んでいます。


ベートーヴェンは

いつも弱気になりそうな時、

命に火を灯してくれます。

自分の中に若さが蘇ってきます。


弾くと、マンネリというか、

ルーティン化した毎日に喝が入ります。


聴くのもいいんですけど

やっぱり演奏したほうが力出てきます。


最近、1年経つのは早いと思いますが

30年を振り返ると

人生って長いな、と感じます。

よく生きてきたなーとか。


そんな自分、全然まだ社会に貢献できてません。

だからこそ今回のお仕事、

絶対に成し遂げたいと思っています。


成し遂げないと

あの頃の自分に申し訳ない。


当時は、汗たらしながらバイトと予備校行っていた頃の私でした。


これからの30年も、

ベートーヴェン弾きながら過ごしていきたいです。



ベートーヴェン博物館で撮りました。2016年7月。


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