「プラダを着た悪魔」を久しぶりに観て


また、お仕事と直接関係ない記事になりますが


先日も書きましたが

映画「プラダを着た悪魔」がとても好きです。


岡田斗司夫さんのYoutubeの解説がとても面白いです。


映画の冒頭、

主人公を含む三人の女性が出てきます。


その生活の違いイコールそれはステージの違いになる。

その観察の仕方がすごく具体的です。


上流生活をしている女性は

衣服を選ぶ時に明るい場所で鏡を見る、

着るものも質がいい。

ストッキングはシルク。

食べ物も健康に気を配っている。

彼女の出勤時、ちらっと映るアパートの出口シーンだけでも

住んでいる場所は高級なアパートだということがわかる。

岡田さんの観察眼の鋭さは、

彼女が外でタクシーを求める時の向きでも、

高級住宅時に住んでいることがわかるということ。


主人公の生活スタイルは

まったく正反対のそれ。


歯磨きをする時に見る鏡。

おそらく鏡はそれだけしかないのでは?と思われる。

鏡くらいいくら貧乏でも買える。

けれど必要と思っていないから買わない。

ここがポイントですね。


コスメもリップクリームしか映らない。

髪の毛はぼさぼさ。

服はとりあえず、ジャケット着ればいいかっていう感じ。

アパート出口では、彼女の目線は地下鉄ということがわかる向き。

彼女の住むアパートの一階部分には

チープなレストランの映像。


就職の面接があるのに

その前にテイクアウトでオニオンベーグルを食べちゃう。

(匂いが・・💧あと、歯磨きしなくていいのかという問題)


外見に現れるライフステージ。

これをテーマに冒頭を描いているのですよね。


外見こそが日々の努力の結果であり、

いかに自分がステージアップしているか、アピールできるもの。


ここまで言い切れるってすごい。


私は、この考察も含めて

個人的に、この映画の良い影響が自分にあるとしたら

気持ちが10代、20代に戻ることです😊


自分にはできない、だと、キャリアが終わっちゃう。

だから、もう、もう、やるしかないと腹を決めて

くらいついて努力する、

そういうの好きです。

若返ります^^

メリル・ストリープもかっこいい。


(以下ネタバレあり)

アン・ハサウェイ演じるアンドレア、

通称アンディの彼氏さんは

彼女とだんだん波長が合わなくなってきて

喧嘩してお別れに近い状態になってしまいますよね。

お友達とも。


自分が知っていたあなたと違う、みたいに

キレちゃうんですよね。

お友達も彼氏さんも。


主人公アンディは

ある地点で、外見を磨き始めて、

(その会社内で認められるために絶対必要且つ適切な努力)

事務作業やアシスタント業務も

おそらく物凄い早いスピードで

仕事のコツを覚えましたよね。


周囲の人たちは

その彼女の変化のスピードについていけなかったのかもしれないし、

でも、ある意味、自分の都合で彼女を見ていただけかもしれない。

単純に嫉妬心なんじゃないでしょうか、と

思っちゃったりもしますが・・・。

アンディが誤解されているようで、切なくなるシーンです。



物語の最後で

アンディが本来目指していたお堅い系の会社に合格、

また彼氏さんともいい関係に戻っていきそうなところで終わりますが

その時には地味な服装になっちゃってるアンディ。

せっかく身についたセンスは生かしていけばいいのに・・・。

でも、あの格好が一番落ち着くのでしょうか。

ブラウンのライダースにシュッとしたボトムスでかっこいいんですけどね。

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